卸事業

卸事業小売を知っているからこそ出来ること

魚市場の朝は早く、人々がまだ寝静まっているころから動き出し、やっと夜が明けるという頃が一番の活況を呈する時間になります。

もちろん、様々な情報インフラが発達し、瞬時に情報が飛び交う現代においては、例え離れた場所に居ても状況がわかるという便利な時代になり、市場に行かずともある程度の事は出来るという時代になりました。

しかし、工業製品や養殖・冷凍物ではない天然物は、やはり現場において実際に自分の眼で品物を見てみないことには、 商品の優劣や価値を判断できないのも揺るぎのない事実です。

ただ、早朝から市場へ行き品物を品定めすることは、 長い経験の蓄積が必要なことと、労働時間が長時間に渡ってしまうという問題も生じさせてしまいます。 また、一瞬の判断・決断が必要な競りでの買付は一朝一夕で出来る事ではありません。





流通網が発達し、また流通の技術が格段の進歩を遂げる中で私たちは世界的に見ても類を見ない新鮮で美味しい海産物を日々手にすることが出来るようになりました。

しかしながら、生鮮品のなかでも「鮮魚」というカテゴリーは農産物・畜産物と比べて自然の産物である「天然物」の概念が唯一つ色濃く残っている物です。お客様も「魚は自然のものである」「天然物と養殖物・冷凍物は別物である」というイメージを強く持っておられます。

それゆえ、水揚げは天候などの自然条件に大きく左右され、調達するにも値段は「相場」という非常に不安定な要素に直面します。現代の量販店においては計画調達・計画販売を主流としていますが、もっとも販売計画を立てにくい部門が鮮魚部門である理由がここにあります。

また、扱う種類が多岐にわたり、専門的な知識はもちろん専門的な「技術」も要求され、アイテムにおいても地域性が非常に色濃く出るのも店舗を運営する上での大きな負担、足かせになっているのも周知の事です。





そこで、鮮魚丸和は大手量販店様をはじめ、地元の飲食店様などから注文をいただき、鮮魚の買付け、配送をおこなう卸事業も展開しております。

通常の「発注」における鮮魚の買付けはもとより、近年増えてきているのが発注ではなく「お任せ買付け」です。 これは何がどれ位あるかわからない物に対して「発注」という形を取るのではなく、買付する魚種・数量を一任させていただき、買付け・納入するという形です。

もちろん、店舗の担当者様とは密なコミュニケーションをとるのは当然ですが、このようなスタイルが成立するのは鮮魚丸和が小売業を柱の一つとして持っているからに他なりません。

店舗の運営をしている立場から、「この品質であればこの価格でお客様に提供出来れば喜んでいただける」「これは安いけどこの品質なら買う価値はあまりない」ということが実際にわかっている上で買付け・納入をしますので、店舗担当者様からは「競合との差別化が出来ている」との声を頂いており、部門担当者様はもとより店長様や経営幹部様からも喜んでいただいております。




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